HR-V 12ヶ月定期点検整備!

車検から、ちょうど1年。昨日(2004/12/04)午後、ホンダベルノ上尾・春日部店の営業の方から、12ヶ月点検の時期ですけど、どうしますか?という電話をいただきました。
毎年、この時期に12ヶ月点検、もしくは車検で整備に出すわけですが、いつもなら11月中に数回スキーへ行ってるんですよね。
スタッドレスタイヤへ履き替えてから、最低1回は長距離を運転してから整備に出したいというのがおいらの信条です。
なぜかといわれても困るんですけど、なんとなく・・・。
今年も一度はスキーへ行ってから整備に出そうと考えていたんですが、結局スキーへ行けない日が続いており、『日曜日の午後なら空いてるのですぐに整備できますよ。』と、営業の方に言われたので、思わず『日曜日の14時に伺います。』と言ってしまいました。
本日(2004/12/05)午後、確か2年前の12ヶ月点検整備の時は、\10,000〜\15,000の整備料金だったと記憶しているので、今回もその程度だろうと思いつつ整備に向かいました。
約束の時間ぴったりにディーラーに到着して、ディーラーの整備担当の方に、通常の12ヶ月整備点検とエンジンオイル交換・ミッションオイル交換・デフギヤオイル交換をお願いし、さらに気になっている点について見てもらうことにしました。
気になっている点というのは、下記3点です。
 1.排気音がおかしい。
  アイドリング時は気にならないが、アクセルを踏み込むとプルルルッてな感じの音がする。
 2.サイドシルとフロントバンパーが若干下がっているように見える。
  サイドシルとドアの隙間が大きくなった。フロントバンパーとヘッドライトの隙間が大きくなった。
 3.リモコンキーの反応が鈍いことがある。
  長時間放置してから、リモコンキーでドアを開け閉めしようとすると反応が鈍いが、ちょっと運転した後は、通常の反応になる。

早速、整備担当の方に見てもらいましたが、駐車場から整備する場所までほんの十数メーター車を移動しただけで、整備の方が『これは確実に排気もれしてますね。』の一言!
実際リフトアップしていっしょに下回りを見ましたが、あまりの悲惨なマフラーの状況にびっくり!マフラーはほとんどサビサビで特にパイプとパイプの結合部分はかなりひどく、今にも崩れ落ちそう!ボルトとナットは完璧に腐食しており、取り外すとなると壊すしかないというかいやでも壊れちゃうという状況でした。
HR-Vのマフラーは、エンジン側から 1.フロントパイプ、2.触媒、3.一つ目のサイレンサーを含む中間パイプ、4.二つ目のサイレンサーを含むテールエンド という4部品構成になっています。おそらく、中間パイプとテールエンドの結合部が最も排気もれを起こしている部分と思われるが、他にも亀裂があっておかしくないとのことでした。当然のことながら、マフラー破損の排気もれは整備不良で法律違反です。ディーラーの方からは、すぐに交換して下さいと言われました。
ディーラーの方曰く、『車種が車種ですし、排気もれしてますが、爆音仕様になってるわけではないですし、見た目フルノーマルですから、まずないと思いますが、仮にどこかで不正改造・整備不良に関する検問をやっていて、それにひっかかった場合は、切符切られます。』とのこと。
まー、確かにそうです。
で、当初中間パイプとテールエンドの交換のみで済むかと思ったのですが、よくよく見てみれば、中間パイプと触媒の結合部分も完全に腐食しており、触媒部分も交換せざるを得なくなりました。どうにもならないので、とにかくその内容で見積もりを下さいと頼みました。
次に、サイドシルとフロントバンパーですが、実は、HR-Vってサイドシルとフロントバンパーが下がりやすいみたいなんです。そもそもの設計が悪いようで、HR-Vオーナーのサイトにそういう事例が結構掲載されています。あまりにひどく隙間が空いた場合は、修理というか調整することになるようなのですが、おいらのHR-Vは、それほどひどい隙間ではなく、とりあえずは、そのままにすることとしました。
最後に、リモコンキー。ディーラーにはリモコンキーテスターなるものがあって、テスターにリモコンキーを近づけてキーのボタンを押すと、正常に電波が発信されていれば、テスターの発光ダイオードが赤く光るというものなのですが、おいらのリモコンキーは光らない!
原因としては、リモコンキー内部の電池が切れているか、もしくはリモコンキー自体の回路的な故障。でも、電池が切れているなら、常に反応が鈍いとかそもそも使えない状況になってるはずなんですけど、ディーラーでリモコンキーを使って、おいらのHR-Vのドアを開け閉めしてみると、全く問題無く普通に使えちゃいます!なんなのこれ?って感じでしょ!とりあえず、おいらが自宅に予備電池を買い置きしてあるので、リモコンキー内部の電池を自分で交換してみるということにしました。もし、それでも症状が変わらないなら、リモコンキー自体交換だそうです。
ってなわけで、気になる点について最初に話をして、おいらは店内で整備が終わるのをコーヒーを飲みながら待ちました。

15:15ぐらいでしょうか。点検整備が終了して、整備担当の方が、請求書を持って12ヶ月整備点検の説明に来ました。さらに、マフラー交換の見積もりも持ってきてくれました。
ところが、12ヶ月整備点検の請求書を見てビックリ!なんと\18,608!(下記表1.参照)何かの間違いかと思ったのですが、ビビッているのを悟られぬよう何食わぬ顔をして説明を聞くと、どうやら12ヶ月整備点検の基本料金が上がっているようです。そういえば、10月にMR2をネッツトヨタへ整備点検に出したときも、値上がりしていて驚いたんですよね。トヨタが値上げしたことを考えれば、ホンダが値上げしていてもおかしくありませんね。もともと、ホンダは点検・整備料金が高い設定だし、ホンダのディーラーはそこで利益を出してるみたいですから。
以前は、12ヶ月点検整備の中に、エンジンオイル交換が含まれていたのではないかと思います。さらに、ミッションオイルとデフギヤオイル交換の工賃ももっと安かったか、サービスってことで無料だったような気がします。で、とにかく料金的にはしょうがないかで納得!
ところがさらにおいらを驚かせたのが、マフラー交換の見積もり!見積もり金額は、なんと\101,178!(下記表2.参照)
純正マフラーの交換だから、安けりゃ\30,000、高くてもせいぜい\50,000程度だろうと予想していたので、これには愕然!
『おいおい、おいらはオールステンレス・爆音マフラーに交換するなんて一言も言ってませんよ!』と思わず言いたくなったが、ぐっとこらえて説明を聞くと、高いのは、触媒!下記表2.のコンバーターCOMPってのが触媒ですが、これが\49,200するんです。これがなければ\50,000程度で済むってことですね。いわゆる車外品のマフラーも触媒以後交換が普通で、工賃込みで\50,000ってひとつの目安じゃないでしょうか。それを考えれば、触媒以外の価格は妥当です。
それにしたって、全く予想外の\100,000の出費!あいたたたっ!って感じで思わず腕組みしてうーーーーんっとうなってしまいました。
そしたら、担当の方が、『あの、もしかして、保険に入っていませんか?』とのこと。
『それって、マモルのことですか?』
『そうです!マモルです!』
『それだったら入ってますよ。』
『本当ですか!それなら、もしかすると保険で直せる可能性があります。今すぐにはお答えできませんが、明日問い合わせてみます。』とのこと。
マモルってのは、延長保証付き車検プランっていうホンダ独自の保険みたいなやつで、新車購入時の保証がそのまま受けられるってものです。昨年の車検時に\23,930払って、ちゃんと2年保証契約していました。
担当の方によると、マフラーの腐食は保証の対象になるかもしれないとのことなんですが、どうなんでしょう?
\23,930も払ったわけだから、なんとかそれで直ってくれると良いのですが、あまり期待せずに返事を待つことにしましょう。
15:30過ぎ、12ヶ月整備点検の費用をカードで支払って、とほほな気分で店を出ました。

HR-Vのマフラーって、あまりに見た目がしょぼいので、ほとんどのHR-Vユーザがマフラーを車外品に交換しています。おいらも交換しようかと考えた時期があるんですが、純正マフラーのあまりの静かさにひかれ、交換せずにいます。車外品のマフラーで純正より静かなものなんてありませんから。HR-Vの前に乗っていたKP61は、もちろん爆音仕様!現在も乗っているMR2も車検対応ですが、決して静かとは言えない。HR-Vに初めて乗ったとき、そのあまりの静かさに本当に驚いたものです。さらに、実際購入して長距離の運転をしてみると、静かなことがいかに大事なことかと実感しました。うるさい車は、それだけで疲れますよ。HR-Vは、あくまで安楽なツアラーであり、普段の足でもありますから絶対爆音仕様にはしたくない!スキー場の駐車場で仮眠するときに、ボーボーいってうるさいのって迷惑でしょ!ってことで、見た目はしょぼいですが、純正マフラー以外考えられないんです。とにかく、近々マフラーを交換することになるのは、確かです!
HR-Vを購入してちょうど6年。ここでマフラーを交換すれば、おそらくまた6年もつでしょう。合計12年ですから、HR-Vが寿命になるかもしれませんね。
あっ!それから、リモコンキーについてですが、これもリモコンキー本体の故障なら、間違いなくマモルの保証対象なので無料交換とのことです。これは、ちょっとうれしい!
それにしても、昨日・今日と予想外の出費があって、ショックを受けてます。
スキーへ行く回数を減らさなきゃいけなくなりそうだわ。
マフラー交換が完了したら、また報告します。

2004年12月05日(日)

これが問題の排気もれ部分。テールエンドのパイプと中間パイプを結合している部分です。
ボルトとナットで締め付けている部分が、錆びてボロボロになっており、ひび割れて、排気がもれているわけです。
ひどい錆びかたでしょ!
  
  
ここもかなりやばい部分。中間パイプを吊ってる部分ですが、ボロボロです。
もしかしたら、ここも排気もれしてるかも。
  
  
中間パイプと触媒の結合部分です。画面向かって左側の遮熱板(銀色のやつね!)に覆われているのが、触媒です。
触媒自体は、問題無いんです。触媒と中間パイプの結合部分が錆びていなければ良かったんです。
画像ではちょっとわかりにくいですが、ボルトもナットもボロボロ状態。結局、触媒も交換です。
  
  
ついでといってはなんですが、先日買物へ行ったときにやられた傷です。ちょうど画像の中央部分の白い点がそれ!
リヤバンパーですね。
  
  
これが、上の画像のアップです。どうみても、隣の車がドアを開けた時にぶつけて作ったものです。
おいらが店からHR-Vに戻って、この傷に気付いたときには、隣の車はとんずらしてました。
ひどいよね。これだけの傷つけたら、絶対気が付いてるはず。気付かず、走り去ったとは、思えない!
  

表1.HR-V 12ヶ月定期点検整備内容一覧

No.

整備内容

作業

数量

部品・油脂代

工賃

01.

12ヶ月定期点検

  

  

  

9,600

02.

  パワステベルトの緩み損傷

点検

1.0

  

  

03.

  デイスビキャップの状態

点検

1.0

  

  

04.

  電気配線部の緩み損傷腐食

点検

1.0

  

  

05.

  ファンベルトの緩み損傷

点検

1.0

  

  

06.

  ブレーキのきき具合

点検

1.0

  

  

07.

  駐車ブレーキの引きしろ

点検

1.0

  

  

08.

  駐車ブレーキのきき具合

点検

1.0

  

  

09.

  クラッチの作用ペダル遊び

点検

1.0

  

  

10.

  タイヤ空気圧

調整

5.0

  

  

11.

  EGオイル ウルトラMILD SL

交換

1.0

2,000

  

12.

  ワッシャー・ドレンプラグ

交換

1.0

35

  

13.

  バッテリー液の量・比重

点検

1.0

  

  

14.

  灯火装置の作用

点検

1.0

  

  

15.

  ギヤミッションオイル

交換

1.6

1,632

1,600

16.

  ワッシャー・ドレンプラグ

交換

1.0

35

  

17.

  デフギヤオイル

交換

1.0

1,100

1,600

18.

  ワッシャー・ドレンプラグ

交換

3.0

120

  

19.

整備代小計

4,922

12,800

20.

整備代合計

17,722

21.

消 費 税

886

22.

合    

18,608

表2.エキゾーストパイプ穴あき修理見積もり

No.

整備内容

作業

数量

部品・油脂代

工賃

01

サイレンサーセット・エキゾースト

交換

1.0

19,000

6,400

02

コンバーターCOMP

交換

1.0

49,200

  

03

パイプB・エキゾースト

交換

1.0

19,600

  

04

ガスケット・エキゾーストフレキシブル

交換

1.0

1,300

  

05

ガスケット・プレチャンバー

交換

1.0

380

  

06

ナット・セルフロック 10MM

交換

3.0

480

  

07

整備代小計

89,960

6,400

08

整備代合計

96,360

09

消 費 税

4,818

10

合   計

101,178

ちなみに、2003年03月29日にMR2を12ヶ月整備点検に出したときですが、
当時のトヨタビスタ店の12ヶ月整備点検の費用は、基本8,500円。
これにはエンジンオイル交換も含まれるのですが、トヨタ純正オイルではなく
カストロールにしてもらったのでプラス3,500円で合計12,000円(税込)でした。

以上

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