GUYATONE FLIP GA-300FC 真空管交換   2006年10月01日(日)

普段メインで使用しているプリアンプ真空管式のギターアンプ
GUYATONE FLIP GA-300FCなのですが、どうもおかしい。

おかしいと思える症状は、
 1.リバーブのつまみを上げると、ハウリングが発生する。
  なので、リバーブ使用不可。
 2.以前より歪みが減った。
  なので、いつもゲイン8で使用していたものを9で使用するようになった。
 3.はっきりとではないですが、以前より『シャー』とか『プツップツッ』
  といったノイズが増えたような気がする。
 4.アンプの本体の木の部分、もしくは、アンプのシャシーそのものを
  ノックするように叩くと、きらびやかな反響音がする。

何が原因なのかは不明でしたが、4.の症状に気付いた時、
もしかして、真空管が寿命なのか?と思いました。

真空管が寿命になると、
アンプを叩いた時に、独特の妙な反響音がすると聞いた事があるからです。

幸いにも、10年以上前に、プリアンプ用の真空管12AX7をいくつか買っておいたので、
とりあえず、それと交換してみることにしました。

ちなみに、GA-300FCのプリアンプには、12AX7が、2本使われています。
H&M-30は、1本なんですけどね・・・。

No.

画像

コメント

01

ストックしている真空管です。
といっても、12AX7のみ。
どれも10年以上前に購入したような・・・。
なぜかRUBYだけ1つしかありませんでした。
変だなー???
購入時は、たいてい2個ずつ買っていたのだが・・・。
1個だけ既にどこかで使ったか、
誰かにあげちゃったとか???
ありえるなー???
ま、良いんだけど・・・。

02

同じ12AX7でもちょっとずつ違います。
価格ももちろん違います。
箱に張ってある値札を見ると、
GROOVE TUBESのものが、3,300円。
PMのものが、2,300円。
SOVTEKのものが、1,000円。
RUBYのものは、不明。
SOVTEKの12AX7WAが、1,000円は、
当時としては、お買い得でしたね。
最近の相場は、知りませんが・・・。

03

GA-300FCから取り出したGUYATONE純正の
真空管とPM製の真空管。
どれと交換するか迷ったあげく、
PM製の12AX7Aと交換することにしました。
純正と同じ、12AX7Aという型番だったからです。
GUYATONEの真空管は、
『NATIONAL made in China』
と刻印されてます。

04

抜き差しするだけなので、簡単に交換完了!
でも、直に手で触っちゃいけません!
車のハロゲンヘッドランプと同じ扱いです!

05

寿命が近いと思われるGUYATONE純正真空管は、
よくよく見てみたら、2箇所ほど、やけに焦げてるというか、
ススがいっぱい付いている箇所がありました。
真空管の見た目での寿命の判断になるかもね!

交換作業は、簡単ですから、あっという間に完了!

で、早速音を出してみたところ、バッチリ!

きっちりゲインが、戻っています!
なので、ゲイン8で普通に使えます。
さらに、あきらかにノイズが、減った!
というか、やっぱりノイズが、出てたのね・・・。

それだけではなく、なんとリバーブも普通に使えるようになりました!

そういや、あんまり詳しくないけど、
確かにリバーブも回路的に真空管の部分を通ってるような・・・。

アンプを叩いても、以前のような妙な反響音は、無くなりましたよ。

ってことで、真空管を交換しただけで、全ての不具合が、消えました!
やっぱり、真空管が寿命だったのね・・・。
そして、真空管が寿命だと、いろいろ弊害が出ると・・・。

よくよく考えてみれば、GA-300FCって、1990年前後に製造されたモノだもんね!
真空管は、20年近く酷使され続けてきたってことだ!

今までよくもったと言った方が、良いくらいだわ!

プリアンプが真空管のギターアンプをお使いのみなさま、
上に書いたような症状が出たら、真空管を交換してみてください!

2006年10月01日(日)

Back to HOME